会長挨拶

会長挨拶:2023-2024年度

会長テーマ:《 「つながり」を深める 》

 2023-2024年度 会長 冨田 哲雅  
  202324年度 ゴードンR.マッキナリーRI会長の会長テーマは、“CREATE HOPE in the WORLD”で、「世界に希望を生み出そう」と和訳されています。

彼は、現代社会に於けるウクライナ侵攻等の紛争を念頭に、破壊的な紛争から世界が希望を取り戻すことを我々の目的にして行動すれば、それが我々に持続可能な変化を齎すことになると考え、また、タイでの津波被災地で、ロータリーが希望を与えた経験から、ロータリーが世界に希望を生み出し、変化を創り出していると考えました。
 そして、世界に希望を生み出す重要な方法は、平和の推進とロータリー活動(DEIやポリオ撲滅等)の「継続」であり、これがコロナ禍でメンタルの問題に直面している世界の人々に希望を与えると述べ、そして、ロータリー活動の継続と革新の理想的バランスこそが平和で希望のある世界を築く手助けができると唱えています。
 RI会長が指摘する様に、現代の世界は、気候変動やCO2の影響に加え、米中対立やウクライナ侵攻及びCOVID19の影響で「分断」が進行し、これに伴う貧富の格差拡大や平和と民主主義の危機が深刻化しており、一方、国内に於いても同様の危機に加え少子高齢化や経済や地方の衰退が深刻の度を強めています。そして、当クラブに於いても会員減少を始め、それに伴うクラブ運営の危機が顕在化しているところですが、この様な状況下に於いても、トルコ・シリアの大地震やウクライナ侵攻に伴う救援活動を目の当たりにすれば、世界的な利他の「つながり」の存在を感じますが、この確かな心の「つながり」こそが「希望を生み出す」源であることを見て来ました。
 私はこの様な時代にあって、《「つながり」を深める》という言葉を202324年度の会長テーマとして掲げ、人と人との「つながり」を深めることで、奉仕が始まり、ロータリーが地域で、クラブで、そして、夫々の会社や家庭に於いて「希望」を創造することに貢献していきたいと考えます。
 私の考える「つながり」とは、世界や日本のあらゆる地域との「つながり(=交流)」、過去と現在と未来の「つながり(=絆)」、社会の分断や貧富を超えた「つながり(=包摂)」、性別や人種、年齢などの多様性を超えた「つながり(=平等・多様性)」を意味しますが、ロータリアンがこれらの「つながり」を深めることにより、利他の心を学び、持続可能な平和と希望を生み出すことに努めたいと考えます。
 その為には、ロータリアンが常にロータリーの本義を忘れず、例会に於いてメンバーとの親睦を通じて研鑽され、そして、「寛容のこころ」を学ぶことにより新しい困難な課題に果敢に挑戦することが肝要と考えます。

次年度は、この様にロータリーの危機や展望を意識しながらも、我々の「つながり」を深めることで、会員の皆様に親睦と慈愛と忠恕に満ちたロータリーライフを提供し、この伝統ある龍野クラブの未来への「つながり」の一助となれば幸いと考えます。



龍野ロータリークラブ事務局

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